Excelを使うか、Wordにするか。

Windowsでは、今や表計算と言えばMS-Excel、ワープロはMS-Wordがすっかり定番となりました。

しかし前世紀末から今世紀初めにかけて、この二つのアプリの分野では、それぞれが他社と熾烈なシェア争いを展開してきました。
表計算はLotus1-2-3、ワープロは一太郎が、それぞれのライバルでした。

特にあの頃は、異なるアプリのファイルが送られてきた場合、アプリが持つ変換機能を使い、内容の修正ができるようにしていましたが、完璧に変換されることは稀で、その度に手直ししていた思い出があります。

いったん天下が定まると、今度は内部で主導権争いが始まることは、歴史の常です。

以前、私が或る部署に転属になった時、そこでは全ての書類をExcelで作成していました。 文中に表が一つも無い場合であってもです。

「どうしてWordを使わないのか?」と問うと、「Wordを習得するのが面倒だから」と返答。
「人は誰しも最初に覚えたものが、以後には全てとなる」と痛感した瞬間です。
これは今、大学生の間で「スマホで覚えたものが、以後は全てとなる」に受け継がれています。

ところでExcelにはディスプレイでの表示と印刷結果が異なるという欠点が有ります。

画面では入力した文字がセルにすべて収まっていても、実際印刷してみるとはみ出しており、内容が欠落してしまうということが多々有ります。それを防ぐ為に、逐次プレビューで確認しなければなりません。

因みにWordでは、このようなことはありません。画面のイメージ通りに印刷します。

またExcelでは、1つのセル内で改行する場合に、セルの高さと幅を広げる必要があります。
セルの中で自動的に改行するためには、[ホーム]→[書式]→[セルの書式設定]をクリックし、セルの書式設定ウィンドを開きます。
[配置]のタグをクリックして開き、[文字の制御]欄の[折り返して全体を表示する]の先頭をクリックしてチェック印を付けるのです。
またそのような設定を行わなくても、改行したい箇所にカーソルを持っていき、Altキを押しながらEnterキーを打つと、改行できます。

Wordでは、このような手間は掛かりません。 カーソルが書式の右端を過ぎれば、自動的に改行します。ワープロなのですから、当たり前です。

逆にWordでは表やグラフを組み込むとなると、厄介です。
出来ない訳ではありませんが、手間が掛かります。
これに関しては、Excelに軍配が上がります。

要するにアプリは適材適所なのです。

何事も無理くり使わずに、目的に見合った機能を持つアプリを使えばよいのです。
数年前からAndroidやiOS用のExcelやWord、またOffice365で起動するクラウド仕様のExcelやWordが登場しています。
価格も従来のものと比べれば格段に安価なのですが、当然機能も限定されます。
その操作性に疑問を持つ場面が数多くあるのです。
ですので、これらの製品では資料を作成することはせず、記述された内容を見るためだけに限定して、私は利用しています。

これも或る意味で適材適所でしょう。

2019年8月31日

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